今回はこの「MG νガンダム」のシールドを使います。 できれば丸々一体機体ごと使いたかったんですが、 時間と予算と度胸の許容量の関係上(?)シールドのみと なりました(笑 まずはランナーからニッパーで少し余裕を持って切り離し、 カッター→ヤスリの順でできる限り丁重にパーツを 切りだしましょう。 今回はテッカテッカに塗るのでできるだけ傷が つかないように注意しましょう。 |
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今回使用する道具です。 但し、モールドの追加が無い場合はピンバイス 並びにプラスチックカッターは必要ありません。 必要な道具 @仕上げ用缶スプレー(光沢) A塗るキット(当たり前か…) Bリアルタッチマーカー C綿棒 (ピンバイス・プラスチックカッター) |
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←コレが噂の(?)リアルタッチマーカーです。 ちなみに今回は連邦カラーを使用します。 ばら売りでも、ウェザリング用に茶色を抑えておくのも いいと思います。 買いたてだと使い方がよく分からないんですが使っているうちに しっくりとなじんでくるようになります。 |
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今回使う刃物系の道具です。 但しカッターナイフ以外はモールドを追加しない場合は 必要ありません(しつこいですか… でもせっかくリアルタッチマーカー使うんだったら モールドは多めのほうが絶対見栄えがします。 でもモールド追加は失敗した時のリスクが大きいので… さくっと作りたい方はいきなり光沢スプレー吹いちゃってください。 |
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綿棒です。 地味な道具ですがこれは重要な役割を果たしてくれます。 俗にいう「ドライブラシ」という手法の簡易版が綿棒一本で簡単に出来ます。 ただし使う場合は先をほぐしておくように。 先が硬いままだと何の役にも立ってくれません。 つまんではがす感じでほぐすと上手くいきます。 |
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※モールドを追加する人のみです。 |
さて、まずはどこにモールドを入れるかを決めます。 基本的に何処でもいいんですが(ヲイヲイ)今回はパーツの外側の 形に添って入れてみましょう。 現代の兵器の中では潜水艦などを意識してみました。 シャーペンなどで、フリーハンドでもいいので見えるくらいに ラインをひいてみます。 ※↑塗装済みの場合は行なわないで下さい。 |
下半分にも入れてみました。 ここで大切なのが、既成の兵器の概念にとらわれない という事です。 MSは現代に実在しませんし、なにより挌闘までも可能です。 これらのことを考え、自分がほしい位置に、気に入った形で モールドを彫れれば最高だと思います。 但し、前面の装甲などは被弾率も高そうなので、それなりに 大きなパーツの分割になっていたほうが良いような気もします。 …この辺の考察が空想モノの醍醐味ですよね。 |
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さぁ彫ってみましょう。 今回は簡単にシールを使ってガイドを作ってみました。 定規などでもいいのですが、しっかりくっついているのと そうでないのでは作業のしやすさが格段に違います。 コツは、初めに弱くツー…という感じで浅く削り、ゆっくりと 時間をかけ、何回も削っていくという事です。 一回で「ガッ」とひいてしまうと失敗した時悲惨な事になります。 |
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このシールはどんなものでも直線なら使用可能です。 簡単かつキレイにひく事が出来ます。 |
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全てのモールドを彫り終わりました。 ココではまだメリハリがよく分かりません。 しかも、失敗してつけてしまった傷の数々…。 しかし、大丈夫です。 次で修復する事が出来ます。 気をつけてやっても多少はついてしまう物なので、 この傷がつくのが嫌な人はモールド追加はやらないのが無難でしょう。 |
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傷を消すのは秘密兵器(?)「コンパウンド」。 プラモ以外に車好きの方等も持っていらっしゃるかもしれません。 コンパウンドが細かい部分に詰まってしまうのでできるだけ分解しましょう。 ちなみに布などで塗るのがセオリーのようですがティッシュでもなんら問題は ありません。 |
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ティッシュにコンパウンドを出して使いましょう。 多少多めのほうが傷によくなじんでくれます。 ちょっと強めにすり込むようにこすります。←コツ |
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仕上げ用スプレー(Mr.スーパークリアー 光沢)を塗りました。 テカテカですね。 つや消しでも出来ない事はありませんが、つや消しだと簡単に定着してしまって グラデーションが出にくいです。 |
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スプレー・マーカーとわず、塗装をする時は
必ず持ち手をつけると塗装が楽になります。
今回は裏側は別パーツで隠れてしまうのでかなり単純に持ち手を
つけることが出来ました。 塗装をする時(特にラッカー系)は手袋もつけたほうが良いです。 …次の日に爪がテカテカしますから…。 いかがですか? |
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厚めに20cmぐらいのところで塗ります。 周りに塗料が飛ばないよう、ダンボールの中に向かってやったり、 新聞紙をひいてやるのが良いでしょう。 気泡が入ってしまってもそこだけカッターで気泡を切り、1000〜1500 (細かければ細かいほど良いんですが…)でヤスリがけをし、もう一度厚く塗れば 大丈夫です。 …ペカーってなってますね。 |
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さぁいよいよ本命の登場です。 使うのは、リアルタッチグレー1・2です。 また、油汚れなどの表現が好きな方はリアルタッチオレンジ1も オススメです。 最初にほぐした綿棒が大活躍します。 |
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あえて言おう! …救急箱から失敬したと…。 100均などでも売っています。 利用価値は高いので、この祭買われてはいかがでしょうか。 耳の衛生にも一役買うかもしれませんし。 |
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モールドの溝を中心に、結構広くべた塗りしちゃったほうが良いです。 すぐにふき取ると全て取れてしまうので、広範囲を塗ってからふき取り始める のがいいでしょう。 ※失敗しても乾燥していない光沢の上なら簡単にふき取る事が出来ます。 |
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ちょっと時間を置いて乾燥させたところでいよいよふき取りです。 コツは、モールドに対して垂直の方向に素早く綿棒を動かす事 この方法でお好きな具合まで余分な部分をふき取ります。 この時モールド周辺にうっすらマーカーが残っているとシャドウのようになるわけです。 いかがですか? |
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とりあえず一色目が終わった所です。 ご自分のお好みで1色なのか2色なのか使う色の数を決めればいいと 思います。 また、あまり何回もこすると謎の薄い緑色に変色します ので、ほどほどにして下さい。 簡単シャドウ&偽MAX塗りですね。 |
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↑で変色すると書きましたが、そんなふうになっても大丈夫です。 下地にクリアーがあると、テカテカして消しゴムでも簡単に消えます。 ですから、変色の他にも、たくさん色を使いすぎてくどくなってしまった 場合なども消しゴムで消してやり直すことが出来ます。 つや消しでは出来ない技です。 |
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全体にスミ入れ&シャドウもどきが終わった所です。 けっこう汚れた感じが出ています。 これはこれでいいのですが、次はもう少しアクセントをつけていきましょう。 でもどれが正解なんて事はないので、お好きなようにやればよいかと。 |
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モールドとモールドの接点に油汚れを表現すべくリアルタッチオレンジ1を
使用して点を書き込みました。 あまり大きすぎるとメリハリが無くなってしまうので、いくつかの ポイントのみとしました。 |
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これも先ほどと同じように綿棒でふき取ります。 写真では少々わかりにくいですが、じかに見るとほんのり残ってます。 最後に全体になじませるように大きめに綿棒を動かしてぼかせば完成です。 メカっぽくないでしょうか…? |
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比較用の写真です。 リアルか?といわれれば微妙かもしれません。 しかし、雰囲気は出ていると思いませんか? この雰囲気を出す事がガンプラ作りの楽しさでもありますよね。 いかがですか? |